背に生えた光の翼
So when we concentrate
in our writing,
it is good.
But we should always concentrate,
not by blocking out the world,
but by allowing it all to exist.
This is a very tricky balance.
Writing Down the Bones:
Freeing the Writer Within
Natalie Goldberg (Author)
Shambhala Library
書くことに集中しているなら
それはけっこうだが
ただし集中はつねに
世界を閉め出すことによってではなく
世界の存在を すべて許すことによって
行わなければいけない
それは非常に微妙なバランスを要することだ
魂の文章術
ナタリー・ゴールドバーグ (著), 小谷 啓子 (翻訳)
春秋社; 新装版 (2006/3/20)
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背に生えた光の翼
変わることに
一切の罪悪感を
持つことなく
変わろうとする
内深くから湧き出でる
意志に 抗うことなく
ただ
その来たる変化の波に
身と心をゆだねればいい
太陽が昇り沈むことを
誰も止められぬように
月が満ち欠けていくのを
誰も止められぬように
昨日生まれたとばかり思っていた
我が子の服が
やがて どれも
つんつるてんになり
着られなくなっていくように
ついこのあいだ起ちあがり
よろよろ一歩を踏み出した
幼子(おさなご)の小さな靴が
やがて どれも履けなくなり
地平線の彼方まで歩いてゆける
魔法の靴に変わっていくように
変わり移りゆくことを
誰も 止めることは
できないのだから
変わることに
何ら罪悪感を
もつことなく
いまは
必要なくなった
古いものは
有難く感謝して
脱ぎ捨て手放してゆき
未知なる大空へ
心豊かに
思いのままに
腕を伸ばし
翔び舞いあがって
ゆけばよい
そのとき
きっと
自分の背には
生まれながらに
光の翼があったことを
想い出す
MITSUKO
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Category : Transformation (変容)
天翔る鳥の船
The Center
If set straight in the center
your dwelling-place shall be,
Then you see at a glance
the whole periphery.
Book Two (24)
Angelus Silesius: The Cherubinic Wanderer
(Classics of Western Spirituality)
中心点にすべてを見る
ものごとの核心を
見ようと生きてきた人は
回り道にあるものを
一目で見抜いてしまう
シレジウス瞑想詩集〈上〉
(岩波文庫)
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天翔る鳥の船
手のひらに
十字を書きしるし
名を唱えると
わたしは
船を呼びだした
目を見ひらくように
空(くう)を見あげ
意識を立ち昇らせてゆくと
両こめかみに ひらいた
大きな穴からは
聴覚が拡がり
波動と振動からなる
思考場の広大な海で
わたしは ふたたび
宇宙と ひとつになった
やがて厚い靄(もや)から
姿をあらわしたのは
堅固な楠でつくられた
天翔る鳥の船だった
今は 想い一つで
船上の人となる
ほろほろと
わたしの魂が
ふるえていた
宇宙の原音の響きに
呼応し 共鳴し
わたしの魂が
ふるえていた
手のひらの先には
ブロンズ・エメラルドに
体躯をふるわせるハチドリたちが
集まってきており
ひとときも羽を休めず
宙に静止する 彼らの体が
手のひらに触れるたびに
やわらかな羽毛の感触が
わたしをつつんだ
空を舞う
宝石のような
彼らの姿と
荘重な羽音に
吸い込まれ
遠い記憶の彼方へと
たどりつく
自らが選び
味わい 感じ尽した
感情という名の
温かな錘(おもり)は
今 ここで
感じ切ったなら
心おだやかに手放し
紐ほどいてゆけばよい
世俗の感情にまみれ
疲れ果て
心くだけてしまいそうに
なったなら
ハチドリの羽のように
目には見えないまでに
己の魂 ふるえる
速さを増していき
突き抜け
昇りつめてしまえばいい
天翔る鳥の船は
振動を増し 海面を離れ
宙(そら)に還りゆく
ひとは
この刹那 抱きしめ
感じ尽くせば
それでよい
内に生じた感情をもって
こんなに 苦しいのだからと
こんなに 悔しいのだからと
こんなに やりきれないのだからと
他者に想いをぶつけ
しゃかりきに なって
何かを為そうとする必要はないのだ
どこにも やり場がない
哀しみも虚しさも
ふつふつと満ち満ちてくる 怒りも
一瞬の苛立ちも
胸踊らせる はちきれるような
喜びや感動 涙さえも
今 ここに
味わい
感じ尽くし
堪能し
感じきり
手放し 還せばいいのだ
すべてのものは
循環しているのだから
それ以上でも
それ以下でもない
すべての感情は
雷のように
わたしのからだを突き抜け
解き放たれていった
そのために
わたしは この世界に
降り立ったのだった
MITSUKO
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Category : Emotion (感情)
意志と意識
The Great Spirit has planted
the seed within you,
but you are the gardener
and it depends on your efforts
whether and when the fullness of the flower
is able to express itself.
There is always your free will.
"TEACHING OF SILVER BIRCH"
edited by A.W.Austen/
The Spiritual Truth Press
あなたのなかにも 大いなる力の
種が 植えられています
しかし 庭師は あなた自身です
いつ その種が芽を出し 花ひらかせるかは
あるいは 果たして うまく花ひらくかは
あなたの 手入れひとつに かかっています
そこには つねに 自由意志による選択が
あたえられている ということです
【translated by ミツコ】
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『意志と意識』
ソウちゃんは
くものうえの しんぶんで
じぶんと おなじ
としぐらいの
おとこのこが
おとうさんと おかあさんから
ぎゃくたい され
ごはんも もらえなくて
しんじゃった
ニュースを よんだ
まるで じぶんが
そのこに なったように
その おとうさんと おかあさんの
いしきも みとおし
やりきれない
かなしい おもいと
むねのいたみを かんじきり
ひかりに かえして あげた
と どうじに
せかいでは
いま このしゅんかん
おおくの こどもたちが
いつも おなかをすかせていて
5びょうに ひとりが
がし している
おなじように
しんじゃう ということを
しった
それで
くものうえから
ピコピコ
ママに つうしん
したんだよ
もしかしたら
いま むだに して
ぽいと かんたんに
すてちゃう
この ひとかけらの たべもので
ほんとうは
そうした いま
がし しつつ
ある こどもたちを
すくうことが
できるのかもしれない
ぎゃくたいって
なに?
じぶんは
ただしい
じぶんだったら
そんなことは ぜったいしない
と おもってるかもしれないけれど
もしかしたら
いま このしゅんかん
ぼくたちは
しらないうちに
ちきゅうさんを
そして
だれかの いのちを
かるがるしく
あつかっているのかも
しれない よって
ぼくらは
いま ここで
なにを しているのか
ぼくらは
いま ここで
なにが できるのか
ぼくらは
いま ここで
ちに あしをつけて
なにを つくりあげて
いこうとしているのか
ぼくらは
いったい どこから きて
どこへ かえってゆくのか
なんのために
ひとは どっぷりと
じぶんの みに おきかえて
ものごとを かんがえるとき
そうぞうの つばさを
とどかせることが
できたとき
ほんとうに
すべてのできごとは
「いま ここで」
おきているかのように
たしゃの
いたみも よろこびも おもいも
かんじとる ことが
できるの かもしれない
でも
いしきも
こころの かけらも
「いま ここに」 ないとき
この
ちきゅうじょうの
どこかで
かくじつに
おきている
おなじような
できごとには
とんと
むとんちゃく
むかんしん
で いられる
また しらないこと
しろうと しないことは
かんじ ようが ない
もちろん
いま ここで
なにに
フォーカスするのか
えらぶのは
そのひとの
じゆう いし なんだ
でもねぇ ママ、ママ、ママ
ぼくは おもうんだ
しなやかで
きょうじんな
はがね のような
いしを もちながらも
いしきは
とおい じくうの
かなたまで みわたせる
すみきった
クリスタルのように
いつも とぎすませて
おきたいなって
そう おもうんだよ
MITSUKO
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Category : Consciousness (意識)